産科医師（野末源一先生）と小児科医師（巷野悟郎先生）のトークで、野末先生から、「妊娠中は心配なことは主治医や助産師に相談して不安を取り除くことが大切であり、検診を活用するとよい」とアドバイスがありました。
巷野先生から、「出産後の子育てでは、赤ちゃんは何もできないが、泣いてくれるから手をかけることができるのである。泣いてくれるので、おっぱいをあげたり、オムツを交換する。そのことが大切である」とアドバイスされました。メモを取りながら真剣に聴いている妊婦さんが印象的でした。

体育室スタッフ西山里美指導のリラックス体操では、会場のみなさんに身体のストレッチを実技指導しました。その中で、手をさすって温めて肩やお腹にふれると、ぬくもりが伝わること、人のぬくもりを感じることを体感してもらい、ふれることの大切さを子育てに役立ててもらいたいと話しました。

絵本の『おやすみなさいおつきさま』をスライドで映し出し、朗読とサックスの演奏とのコラボレーションで子どもの味わう神秘的な世界を楽しみました。

スタッフの感想

サクソフォーン・カルテット桜の演奏は、ソプラノ･アルト・テナー・バスのサクソフォーンによる4重奏で、クラシックはもちろん日本の童謡も織り交ぜて楽しいコンサートとなり、音色の豊かな美しい音楽の世界に引き込まれました。胎教をあえて出すことなく、妊婦さんがリラックスしていただくことが大切と考えています。円形劇場という異空間で演奏や絵本の朗読、体操、メディカルトークと盛りだくさんのコンサートですが、 なごやかで、和らいだ気持ちになります。日曜日の午後のひとときをのんびりと過ごしていただけたかと思います。
(小児保健クリニック　梅田幸恵）