元気にごあいさつ「ガオー！ガオー！ウーガオー！！」 　

「なかよし映像広場」は、スクリーンのキャラクターといっしょに、親子のコミュニケーションやスキンシップを大切にまねっこ遊びしたり、体を動かしたり、会話を楽しんだりして映像で遊ぶプログラムです。 ファミリーフェアのプログラムの一つとして行った今回は、いばりんぼで、おこりんぼうであばれんぼうのきょうりゅうのガオくんが登場。スタッフによるオリジナルのストーリー(作：うえきまさのぶ、絵：いがきけいこ)です。

元気にごあいさつ「ガオー！ガオー！ウーガオー！！」

さぁ遊ぼう！…みんなで会いに行きましたが、ガオくんは忘れて寝ています。 「みんなで起こそう！」気持ちを一つにして大きな声でガオくんを起こしました。 ごあいさつはガオくんのオリジナルあいさつです。 「ガオー！ガオー！ウーガオー！！」みんなで元気いっぱいに体を動かしてごあいさつをしました。
さっそくガオくんと遊びましたが、いばったり、おこったり、あばれたりして、ついにはすねて、後ろを向いてしまいました。スクリーンの中に迎えに行きましたが、言うことを聞いてくれません。 そんなガオくんを少しこらしめることに…さぁここで大人の出番です！ それは大人しか使えない、ガオくんにみんなが見えなくなってしまう魔法です。「やってくれるかな？」という不安も少しありましたが、大人総立ちのスタジオはまさに圧巻でした！

最後は家族みんなでおもいきり踊ろう！
「いばりんぼマンボ」でダンス！ダンス！ダンス！

みんなが見えなくなってしまい、悲しくて悲しくてさびしんぼになってしまったガオくん。「ごめんなさい。」でみんなと仲直り。 最後は元気にダンスをしました。オリジナル曲「いばりんぼマンボ」に合わせて家族みんなでたくさん歌って、踊って思いきり楽しみました。
「ウー！」の合図にみんなの気持ちが一つになったのはとても素敵な瞬間でした。

スタッフの感想

ふだんの「なかよし映像広場」は平日に行っていることもあって小さいお友だちが中心ですが、さすが祝日、さすが開館記念日ということで幅広い年齢のお友だちが遊びに来てくれました。
みんながじっとスクリーンを見つめる姿や、またガオくんに対して真剣に話しかけている姿がとても印象に残っています。また、「おこりんぼ」「いばりんぼ」「あばれんぼ」とちょっと問題？ありのガオくん…ふつうだったら愛想を尽かしてしまいそうですが、みんなの温かさ、優しさを感じました。それをすごく感じたのが、すねたガオくんを説得しに行くシーン。「ねぇガオくんになんて言おうか？」と聞くと、みんなからは「ごめんね。」だったり、「ガオくん可愛いね。」でした。これは本当に予想外の反応で、子どもたちの持つ思いやりの気持ちにふれるとともに、言葉の持つ大切さというもの改めて感じました。
これからも子どもたちが自由に表現できるような映像遊びのプログラムを作るとともに、家族みんなが笑顔になれる、そんな活動を続けていきたいと思います。
(ビデオライブラリー・スタジオ　早川健太）