『ママとぼく』作者からひとこと
この曲を作ったきっかけは「乳幼児とママが笑顔になる、嬉しくなるのはどんな時だろう」
と考えたことからです。
音楽ロビー活動からピックアップした親子の動作は「ママがこどもの身体を優しく触る」「ママとぴったりとくっつく」「お膝のうえでトントンする」「ぎゅーっと抱きしめる」の4つ。これらを全て取り入れたあそび歌にしようと思いました。
音楽ロビープログラム「みんなであそぼう うきうき音楽広場」では、ママと一緒ではない子や、2・3人子どもを連れている場合はスタッフがママの代わりをすることがあります。 楽しく遊んではくれますが、ママじゃなきゃぜったい嫌!というこどもも少なくありません。
子ども達にとってママというのは私が考えている以上に、かけがえのない存在なんだ、と感じたことをそのまま表現したのが「ママといっしょにいるだけで ぼくはなんだかいいきもち」という歌詞です。
兄弟が一緒で一度に抱っこできない状態でも、ママにそっと寄り添っていたり、くっついているだけで、こどもは「なんだか安心」という表情をしています。
最初の4小節は前奏・間奏・後奏として使っています。この時に、「お尻もトントンしてあげましょう」「背中をごしごししてあげてくださ〜い」や、「元気な子にな〜れ、大きくな〜れ」と言いながらいいこいいこをしたり、「ぎゅーっと抱きしめて、ほっぺにちゅっ、ってしてあげてくださ〜い」という動きを促すとママも子どもも、本当に幸せなにっこり温かい表情に自然となります。
私は「愛情たっぷりのスキンシップ」で部屋中がゆったりとした幸せな空気に包まれる瞬間が大好きです。この曲にはそんな親子の笑顔が見られるあそび歌を作りたい、という思いを込めました。
(音楽ロビースタッフ 佐久間智子) |