今日は、前回から約１か月ぶりの活動日。久しぶりの再会に何だか嬉しそうです。「元気だった〜」と声をかけると「元気、元気！」と笑顔で答えてくれました。今日は本番前の最後の準備日。今日やることの確認をしている時間も惜しい様子で、「早くリハーサルの準備しよう」との声があがるほど、早くとりかかりたいという気持ちがあふれていました。

ディレクター番組、いよいよリハーサル

2チームがそれぞれ準備してきたディレクター番組。今日はお互いの番組を発表し愛ます。お互いに番組の視聴者になって良かったこと、感想などを伝え合うことにしました。 リハーサル時間近くになると、視聴者役として、こどもの城のスタッフも何人か集まってきました。お客さんを前に、子どもたちの気持も高ぶっている様子。

「それでは、今からディレクターの皆さんによる番組が始まります。拍手〜」とのMCが入り、リハーサルがスタート。２つの番組はどちらも視聴者参加型で、「参加したい人〜」との呼び掛けに「はい。は〜い！」と視聴者役のディレクターから手があがり、仲間の作った番組を盛り上げていきました。 ディレクターからは「面白かった」「楽しかった」と絶賛の声、声、声！

スタッフからは、 「クイズの絵が書いてあるボードはお客さんにもっと見えるといいな」「借り物競争で物を借りる時は番組のタイトルの“ねぇ貸して〜”と言ったら面白いね」などの感想をもらい、ディレクターは真剣に耳を傾けていました。いい番組にしたい!!という気持ちがディレクターから伝わってきました。

「来週たくさんの人が来てくれるかな」
「宣伝したいね」
「今日は遊びに来ている子どもたちが多いから、宣伝しに行く？」
「行きたい！」「行く〜」
急きょ、3・4階の遊び場と入口で「ピコピコドルッチャテレビ」の宣伝することになりました。

ちらしを持って3階まで下りてくるも、大勢の子どもたちを目の前にすると、だまりこんでしまうディレクター…。　

いよいよ、来週は本番

本番当日の役割分担も終えて、ディレクター制作会議は予定の3回を全て終了。
いよいよ来週は本番です。当日は学校で遅れてくる子に「なるべく早く来いよ」と声をかけている子もいました。「また来週！」と三々五々、解散していきました。

スタッフの感想

子どもの一言から始まった、こどもの城館内での「宣伝活動」。言いだした子どもだけがやりたいのかと思いきや、みんなやってみたいとのこと。意見が一致したので、早速遊び場での宣伝活動が始まりました。最初はどうしていいやら右往左往しているメンバーが、持っているちらしを配るまでは戻れないといった使命を持って活動する…といった変化が起こりました。「やりたい」を実現させていくには、プロセス（過程）があり、そのプロセスを子どもと一緒に歩もうとする姿勢が大人に必要なことだと改めて感じました。
（ピコピコドルッチャテレビスタッフ　翠尾　由美）